TOP> がくてつ機関車ひろば

がくてつ機関車ひろば 岳南富士岡駅に新しい観光スポットがオープンしました。ぜひお立ちより下さい。

貨物営業時代に活躍した電気機関車を展示した新たな観光スポット「がくてつ機関車ひろば」が岳南富士岡駅構内にオープンしました。
90年以上前に製造された電気機関車を展示しています。架線は無電圧化しパンタグラフも上げて、今にも走り出しそうな重厚感ある姿がお楽しみいただけます。外観はいつでもご覧いただけますが、週末指定日開催の「機関車ミニガイド」は、現役運転士が少人数のお客様を対象に、機関車の説明や車内見学、運転台での撮影も出来るイベントもおすすめです。
なお「がくてつ機関車ひろば」を広く周知するため、岳南富士岡駅に当社線で2番目となる副駅名(駅の愛称)として「がくてつ機関車ひろば前」を導入いたしました。

「がくてつ機関車ひろば」施設概要

ウッドデッキテラスからは電気機関車を間近に見ることができます。

場所
岳南富士岡駅構内
ご利用時間
9時~21時
※ライトアップは18時~21時となります。
※イベント開催時間は利用できない場合があります。
料金
無料
※各イベントは有料になります。
展示車両
電気機関車4両
・ED501 昭和3年製
・ED291 昭和2年製
・ED402 昭和40年製
・ED403 昭和40年製

※展示機関車は、貨物営業当時の走行場面を少しでも再現させるため、無電圧化した架線を残し、「私鉄EL愛好会」の皆様の協力によりパンタグラフを上げて集電する状態を復元するとともに、一部の機関車にて前照灯や汽笛等を再現できる整備を行いました。
また、ED403は日本製紙様のご協力の下、当時の日本大昭和板紙様で施したカラーリングに復元しました。
アクセス
吉原駅より岳南電車で約15分。岳南富士岡駅下車すぐ
備考
岳南富士岡駅来場者用の駐車場はありません。岳南電車でご来場ください。
お車のお客様は比奈駅の予約制駐車場(1日300円)をご利用いただき、比奈駅から岳南富士岡駅まで電車(1駅2分)をご利用ください。

岳南富士岡駅に副駅名を導入しました

導入日
2021年8月21日(土)
副駅名
岳南富士岡「がくてつ機関車ひろば前」
表記箇所
岳南富士岡駅にホーム駅名看板を新設し、駅名「岳南富士岡」と併記し表示を開始します。
以降順次、路線図等に表示していきます。

展示車両紹介

ED501

  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501
  • 501

1928年2月川崎造船所(現川崎重工)で製造。上田温泉電軌(現上田交通)にてデロ301として新製。
1940年三河鉄道(現名鉄三河線)に譲渡されたが、名古屋鉄道との合併によリ名古屋鉄道で最高出力を誇る機関車として活躍した。
1969年に岳南鉄道に譲渡。パンタグラフを1基から2基へ増設し2012年3月まで比奈駅の貨物入換機関車として大変重宝し活躍した。
また、ED501と同型の凸型機関車は他社ではすべて解体されたため最後の1両となる貴重な機関車です。

全長
10,088 mm
全幅
2,702 mm
全高
3,990 mm
機関車重量
40.0 t
台車
棒台枠釣り合い梁式
主導電機
直流直巻電動機K7-1503-C X 4基
主電動機出力
111.9 kW(電圧675V ・1時間定格)
歯車比
4.29 (73 : 17)
制動装置
EL-14A 自動空気ブレーキ・手用制動

ED291

  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291
  • 291

1926年12月日本車両豊川工場で製造。
1959年4月岳南鉄道に譲渡(600Vへ降圧改造された)1969年岳南鉄道が600Vから1500Vに昇圧したため再度昇圧改造された珍しい機関車です。
1993年まで運行後、休車扱いとなり岳南富士岡駅で予備車として残されました。
昭和2年製造で当社では一番古い機関車でもあリ貴重な車両となっています。

全長
11,240 mm
全幅
2,540 mm
全高
4,153 mm
機関車重量
40.70 t
台車
板台枠式2 軸ボギー台車
主導電機
直流直巻電動機MT15B X 4基
主電動機出力
100kW(電圧650V ・1時間定格)
歯車比
3.89 (18 :7 0)
制動装置
AEjR 自動空気ブレーキ・手ブレーキ

ED402

  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402
  • 402

1965年(昭和40年)日本車両製造。松本電気鉄道(現アルピコ交通)にて運用開始。
梓川水系のダム建設資材輸送に活躍しましたが1969年(昭和44年)同社の貨物輸送が終了。
使用用途を失っていた同機関車を1971年(昭和46年)に当社が購入。
翌1972年(昭和47年)より使用開始しました。ED501、ED403と共に2012年(平成24年)貨物輸送終了まで活躍しました。
晩年は吉原~比奈間の本線貨物列車牽引に活躍、当社貨物輸送の主力機関車として使用されまた。

全長
11.750 mm
全幅
2,750 mm
全高
4,200 mm
機関車重量
40.0 t
台車
NL-12
主導電機
直流直巻電動機NE-128 X 4基
主電動機出力
128kW(電圧750V ・1時間定格)
歯車比
4.56 (73 : 16)
制動装置
EL 14AS 自動空気ブレーキ

ED403

  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403
  • 403

1966年(昭和41年)日本車両製造。ED402と同様の経歴を経て当社で使用されていました。
2005年(平成17年)には当時貨物輸送の荷主であった日本大昭和板紙吉永(現日本製紙)株式会社の特別塗色として同機の塗色を赤とクリームの2色に変更。
晩年は赤色部分のみ茶色の塗装に戻しED402 、ED501と共に2012年(平成24年)貨物輸送終了まで活躍しました。

全長
11.750 mm
全幅
2,750 mm
全高
4,200 mm
機関車重量
40.0 t
台車
NL-12
主導電機
直流直巻電動機NE-128 X 4基
主電動機出力
128kW(電圧750V ・1時間定格)
歯車比
4.56 (73 : 16)
制動装置
EL l4A S 自動空気ブレーキ

イベント情報Event Information